セルフ誕生日ケーキ

遠い記憶 残ってる言葉と 古びた本 赤の果実集めて
 灯して 消して それにどんな意味があっただろう
  もう一度 思い出して 自分の手でもいいから ここに 

おとしたホワイト ひとつ ふたつ
 数えて混ぜて溶けて 甘くあまく
  ゆるく円描いた「もういいよ」やわらかい君の声 

降り積もる白が 雪のようで
 「そこからすくって」わかってる
   今はただ この剣を 溶け合うようにと振るだけ

君を閉じ込めた 丸い世界
 その熱が冷めるまで 夢を見ていて
  真っ白なベール 深紅の宝石 全部僕が用意するから 

「やっと、会えたね」 記憶のままのきみ
 灯して 消して 意味なんてなくていい
  だから もう一度 いつか見た光吹き消して 呟く

「Happy birthday, to me...」
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