ただ

近く 遠く 馴れ合えない所へ
いつの間にか ああ 渡り着いてしまったんだね
浅く 深く 交わる二重螺旋
仕組まれてた そう 反転した三角を

踊る 犠牲 盲目に 掴み続け て
このまま 生きていけると 思っていた
ただ 隣に座りたかっただけなの

遠く 遠く 止められない君へ 叫んだ
いつか いつか 還れるはずだと 思いこんで
浅く 浅く すり抜けてく 言葉と刃が
二度と 馴れ合えないと 静かに沁みこんだ


巡り 止まる 再生に 眠り続け て
近づく 声を探して 朦朧と
意識 繋ぎ 傀儡に 捧げ落とす 手
いつから いつからだろう 考えてた

ただ 同じ箱の中にいたかったの

近く 近く 止めてほしい君へ 伸ばした
いつも いつも 分け隔てられる 足元も
深く 深く 突き抜けてく 言葉と刃が
刹那 解け合えたような 確かな感触を

一人 どうしてなの

大丈夫 ただ 戻っただけだよ

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